
アレルギーの不安を解消しながらヴィンテージサウンドを目指すネックジョイントプレートをROSIÉから発売しました。
製品名は”SURGICAL STAINLESS NECK PLATE”です。
軽量で酸化しづらい仕様
素材はSUS316L、つまりステンレスです。サージカルステンレスと呼ばれるステンレスの中でもSUS316Lは特に強く、酸化膜が壊れづらいです。酸化膜があることで金属と皮脂や汗が接触しづらく、金属アレルギーの原因となる金属イオンの発生が抑えられます。

ビンテージライクを目指した製品重量
重量は36g、厚さは1.5mmです。この数字を目指したのには理由があります。まず、実際にいくつかのプレートのデータを集めた結果がこちらです。
- Fender Precision Bass 1964【重量36g 厚さ1.5mm】
- Fender Custom Shop Master Grade Jazz Bass 1997【重量39g 厚さ1.6mm】
- Alleva Coppolo LG5【重量40g 厚さ1.6mm】
- woofy basses Classic P Series Bass【重量48g 厚さ2.0mm】
- Fender MIJ Jazz Bass【重量50g 厚さ2.0mm】
- Fender Custom Shop Jazz Bass【重量50g 厚さ1.9mm】
- Squier Jazz Bass【重量51g 厚さ2.0mm】
- Freedom Tone Shift Plate 【重量51g 厚さ2.0mm】
- Freedom Tone Shift Plate【重量77g 厚さ3.0mm】
(重量順)
見ての通り、ヴィンテージ(とレプリカ)は薄くて軽い傾向にあります。一方で広く流通しているものは厚くて重く、Freedom Tone Shift Plateはそれをより極端にしたものです。
Freedomが厚くて重い方向で素晴らしい製品を出しているので、ROSIÉからは薄くて軽い方向、つまりヴィンテージに寄せる製品を作りました。

実際のところ一般的に流通量が多いと考えられる重量50g、厚さ2.0mm程度のジョイントプレートからROSIÉ / SURGICAL STAINLESS NECK PLATEに付け替えると、少し高音域が抑えられミドルレンジの強さが際立つように感じました。
ヴィンテージベースのプレートと付け替える実験もしてみましたが、変化を聞き分けることは難しく思います。

ですので、現在一般的なプレートを使っていて、よりヴィンテージフィーリングを得たい方にはこちらのプレートは一定の効果が感じられると思います。
結果として今回の製品はアレルギーに不安がある方とヴィンテージっぽい質感が好みの方、どちらの方にもおすすめできるものに仕上がったと感じます。
価格は5500円税込です。
製造国:日本
重さ:36g
厚さ:1.5mm
素材:SUS316L(ステンレス)
JAN:4580756220304